1年間をフラットに振り返る
リフレクションのすすめ

12月というと、新年に向けてこの1年を振り返るタイミングかと思いますが、どうしても失敗や後悔などの反省に焦点を当てがちではないでしょうか。リフレクションとは「内省」を意味し、失敗だけではなく成功もすべてフラットに振り返ることを言うそうです。今回は1年の締めくくりに、このリフレクションについて学んでいきましょう。

リフレクションとは?

リフレクション(reflection)は、経験したことを適切な形で振り返ることを意味します。このリフレクションを行う際にカギとなるのが客観性です。例えば、うまくいかなかった経験を振り返るとき、自分を責めたり他人のせいにしたりしていると、適切な学びを得ることができません。この結果をどのように受け止めるべきか、あのときの行動は正しかったのかというように、経験したことを客観的にみることが大事です。

新たな発見や気づきから、今後の改善策を導くことができる

リフレクションを効果的に行うためには、どのようなことに気をつけたり意識をすればよいのかを考えてみたいと思います。

 

■振り返りを習慣にする

日ごろ意識していない人でも、何か失敗をした場合などは「何が良くなかったのだろう」と振り返る人は多いのではないでしょうか。しかし、リフレクションの効果を得るためには、出来事の良し悪しや大小に関わらず、振り返りの習慣を持つことが大事です。できれば日常的に行うことがオススメです。

 

■自分の成長につなげる

リフレクションは、ただ過去のことについて振り返るのではなく、今後自分がどのような行動をすべきかを考えることが最大の目的です。成功を振り返ることで自分の強みを発見することができるでしょう。また、スキル不足によって上手くいかなかった場合は、これからどのような能力を向上させていけばよいのかを把握することができます。

■感情と切り分けて振り返る

リフレクションでは、ありのままの事実を客観的に捉えるということが非常に重要です。例えば、上手くいかなかった出来事の場合、ついつい他人のせいにしてしまいたくなることもあると思いますが、そういったことについても、怒りやあきらめの感情ではなく淡々と事実を振り返っていきましょう。

リフレクションを行う4つのステップ

行う手順は以下のとおりです。

 

①出来事を振り返る(成功・失敗のどちらも対象)

②その結果に至った過程や状況、自分の言動を客観的に振り返る

③自分の言動の背景にある感情や価値観を振り返る

④もう一度行うならどうするか?を考える

 

新年に向けて、自分が成長するための優先課題を発見するために、リフレクションに取り組んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

この1年を振り返ったとき、よかったこともうまくいかなかったことも浮かんでくるでしょう。何ごとにおいても反省することは大切ですが、後悔だけで終わるのではなくありのままの事実を客観的にとらえ、この先の自分の成長につなげていくことが何よりも重要です。

1年の計は元旦にあり。しっかり2022年のリフレクションを行って、新しい年のキックオフとしたいですね!

 

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