生産性が上がる時間管理術
「ポモドーロ・テクニック」
人が集中できる時間には、どうしても限りがありますよね。期限が迫っているのになかなかモチベーションが上がらなかったり、業務がはかどらないなんてこともあるかもしれません。そんなときにぜひ試してみたいのが、「ポモドーロ・テクニック」です。
これは、やるべきことを 25 分間続けた後に 5 分の休憩を取り、そのサイクルを最大 4 回続けるという時間管理術のことで、近年、世界中から支持を集めているそうです。今回はこの「ポモドーロ・テクニック」について学んでいきたいと思います。
「25 分+5 分」が集中力持続のコツ
「ポモドーロ・テクニック」とは、イタリアのコンサルタントであるフランチェスコ・シリロ氏により 1987 年に考案されました。当時大学生だった彼は、自分自身の集中力がなかなか持続しないことに悩み、時間の使い方を見直してみたそうです。そのときに使用したのがトマト型のキッチンタイマーでした。
このタイマーを使って、何分間の作業であれば人間の集中力が持つかを試行錯誤した結果、最終的に導き出された結論が「25 分作業+5 分休憩」だったそうです。ちなみに「ポモドーロ」とはイタリア語でトマトを意味し、ここから命名されたようです。
「ポモドーロ・テクニック」には、どんな効果がある?
■集中力と生産性が上がる
短い間隔で作業と休憩を繰り返すことにより、脳を短時間で集中させる訓練ができるため、集中力のアップが期待できます。
■作業スケジュールを管理できる
やるべき業務を細分化し、さらに 1 つの作業に当てる時間も決まっているため、1 日の作業量を把握しやすくなります。また、どのくらいの時間がかかるのかを見通せるので、全体スケジュールを管理しやすくなります。
■勉強や家事など様々なことにも応用できる
自分の業務処理スピードを把握できるため、資格取得のための勉強を休日に効率よく進める、クローゼット内の断捨離を 1 日で遂行するなど、仕事以外の場面でも応用することができます。
具体的なやり方を学んで実践してみよう!
やり方は、下記の①~⑤を 1 日数回繰り返していくというシンプルなものなので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
① やるべきことを書き出し、優先順位をつける
② タイマーを用意する
③ 25 分にタイマーを設定し、音が鳴るまで1つのことに集中する
④ 音が鳴ったら、作業途中でも中断し、5分間の休憩をとる
⑤ ①~④を4回繰り返したら(2 時間経過)、30 分程度の長めの休憩をとる
その日の作業が終わったら、最初に取り組もうと考えた業務が実際は何ポモド ーロで完成できたのかを振り返りながらまとめます。成果を見える化することで効果を実感できるため、モチベーションや作業効率のアップにつながるでしょう。
まとめ
自分で1日にやるべきことに優先順位をつけ、「25 分+5 分」のサイクルで取り組むことで、集中力や生産性の向上が期待できることがわかりました。「時間を制する者は人生を制する」という言葉もあるように、時間を管理することは仕事でもプライベートでもとても重要なことです。
この「ポモドーロ・テクニック」を上手に使って、自分のモチベーションも維持することができれば、自然と最良な結果がついてくるかもしれませんね。
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