人生100年時代、健康な毎日のためにも
腸内環境を整えよう!

連日、暑い日が続きますね。ついつい冷たいものばかりを摂取してしまったり、食欲がないからと食生活が偏ったりしがちですが、その結果内臓に負担がかかり、余計に身体が不調になってしまう可能性があります。

内臓の中でも消化器官である腸には、全身の免疫細胞の7割が存在しているそうです。しかも近年の研究で、腸と脳はお互いに影響をおよぼすということもわかってきました。そこで今回は、この長く生きる時代だからこそ知っておきたい、腸内環境を整える重要性について学んでいきたいと思います。

腸と脳の密接な関係性、「脳腸相関」とは?

緊張しすぎて、お腹が痛くなったという経験はありませんか?この現象はストレスを感じた脳が神経などを介して腸へ信号を送っていると考えられています。またその逆に、腸の不調がストレスとなり、脳に影響をおよぼすこともあります。多くの人が経験するこうした症状は、腸と脳が相互作用していることを示しており、これを「脳腸相関」といいます。

「脳腸相関」には腸内細菌が深く関わっており、腸の病気だけでなく、うつ病などの心の病気や、パーキンソン病・アルツハイマー病といった脳の病気の発症とも関係することがわかってきました。

腸内で働く細菌の種類

私たちの腸内にはおよそ1,000種類、100兆個の細菌が生息しています。重さにすると約1.52㎏。これら腸内細菌は、大きく分けると以下の3種類になります。

・「善玉菌」・・・免疫力を高めたり、腸の働きを活発にする

・「悪玉菌」・・・身体にとって有害な物質を作り出す

・「日和見菌」・・善悪どちらにも属さないものの腸内のどちらか優勢な方に味方する

腸内細菌が病気の予防や治療に役立つ!?

近年の研究で、腸内細菌の種類やそのバランスがより多様性に富んだ腸内環境を持つ人の方が、病気になるリスクが少なく健康的な生活を送れるということが分かってきました。

特定の腸内細菌の働きが病気の予防や治療に大きく関わることも明らかにされつつあり、新型コロナウィルスやがんをはじめ、自閉症、潰瘍性大腸炎など、様々な病気や疾患などの治療への効果も期待されています。

腸内環境を整えるメリット

腸内細菌は食べ物を分解するだけでなく、自律神経や免疫力、筋肉の働きにまで影響を与えています。では、腸内環境を整えることでどのようなメリットがあるか見ていきましょう。

■免疫力の向上

腸内環境を正常にしてあげることで、本来腸が持つ免疫システムが正常に働き、アレルギー反応が起きにくく、病気にもなりにくい体をつくってくれます。

 

■代謝アップ

腸内環境が整うと代謝は活性化します。不要な老廃物は流され、余分な脂肪は解消されて、太りにくい体質になります。また、栄養たっぷりの血液が肌細胞にも運ばれるため、美肌効果も期待できます。

 

■心の安定

腸内環境が整うとそれが脳にも伝わり、しあわせホルモンであるセロトニンの分泌を促し、ストレスが軽減されることで精神的に安定します。

腸内バランスを整える食べもの

身体は食べたものから作られるため、毎日の食生活はとても重要です。腸内のバランスを整えるには、下記のような食べものがオススメ。手軽に摂取できるものから始めてみるのもいいですね。

①善玉菌を腸に直接届ける食べもの
(プロバイオティクス)

発酵食品

納豆、ぬか漬け、みそ、キムチ、ヨーグルト、チーズなど

 

②善玉菌を育てる食べもの
(プレバイオティクス)

オリゴ糖や水溶性食物繊維を含むもの

野菜(キャベツ、ごぼう、ネギ、ブロッコリーなど)、果物(バナナ、リンゴなど)、きのこ類、豆類、海藻類、寒天、こんにゃくなど

 

③上記2つの食品群を組み合わせること
(シンバイオティクス)

ヨーグルト+果物、納豆+キムチ+ネギ、みそ+こんにゃく など

まとめ

腸内環境は私たちの健康に大きく関わっています。人生100年時代といわれる昨今、仕事でもプライベートでも豊かな毎日を送りたいと考えるのは自然なことだと思います。

そのためには、適度な運動と質の良い睡眠を心がけることはもちろん、食生活を意識することも大切です。腸内のバランスを整えることで、長く健康的に日々を過ごしていきたいものですね。

 

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