梅雨を上手に乗り切る方法
6月は梅雨の季節ですね。この季節になると頭痛や耳鳴りがするなど、体調を崩しやすいというひとは少なくありません。天気や気圧と体調は密接に関係しているため、特に雨の多い梅雨時や気候が変化する季節の変わり目は、きちんと体調管理をすることが大切です。
ここでは、この季節に体調不良になりがちな原因と梅雨を上手に乗り越えるための対策について紹介します。
体調不良の原因とは
梅雨になると、体の不調に悩まされるひとが多くなるのは、この季節特有の理由があるようです。それぞれについて見ていきましょう。
■天気や気温、気圧の変動が激しい
梅雨時は雨の日の涼しい気温と蒸し暑さの両方を感じやすく、寒暖差が生じる時期でもあります。さらに天気が崩れやすく、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わります。
人間の体内では自律神経が体のあらゆる働きを調整していますが、梅雨にはこの自律神経を担う交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなるといわれています。体を活発にする交感神経は、寒暖差や気圧の変動に抵抗して働こうとするため、緊張状態が続くとエネルギーの消費が増え、疲労やだるさを感じやすくなるようです。
■水分の循環が悪くなる
人間の体内は、成人では約60~65%と大部分が水で構成されています。この体内の水分は、血液やリンパ液の循環や体温調節など重要な役割を担っています。
ところが、梅雨時のように外気の湿度が高くなると、体の水分が汗として上手く排出することができずに余分にたまってしまうことで、脚や顔にむくみの症状が出ます。また、むくみと同様、汗が体内から逃げにくいことで身体の熱がうまく発散されず、体温調節もしづらくなるようです。
梅雨の時期を上手に乗り越えよう
体調不良を避けるためには、何か特別なことをするわけではなく、自律神経のバランスを整え、きちんと体調管理をすることが重要です。ここからは、梅雨時でも、健康に過ごすためのポイントを考えていきたいと思います。
1.規則正しい生活を送る
質のよい眠りは、梅雨時に乱れがちな自律神経を整えるために大切なポイントです。生活のルーティーンを決め、決まった時間に寝起きするよう心がけましょう。睡眠時間もできれば7時間は確保したいところです。朝起きたら、カーテンを開けて日光を浴びることも大切です。日光を浴びることで『体内時計』がリセットされ、体が規則正しい生活サイクルを作りやすくなるといわれています。
2.適度な運動をする
日ごろから適度に体を動かすことで、自律神経の働きが活発化されるようです。ウォーキング・ジョギング・水泳などの有酸素運動と、筋トレなどの無酸素運動をバランスよく取り入れるとよいそうです。また、踏み台昇降などの一定のリズムを繰り返す運動や、自宅で手軽にできるストレッチなどもオススメです。
3.体を冷やさない
『冷えは万病のもと』といわれるように、むくみや肩こり・下痢など、さまざまな不調につながる原因となりえます。梅雨時は、蒸し暑いからと冷たいものを摂取しがちですが、食事の際はなるべく温かいものも取り入れましょう。また、空調などで体が冷えすぎないよう、ひざ掛けやさっと羽織れる上着を活用し、帰宅後は入浴により発汗を促しましょう。
まとめ
6月から7月にかけては、祝日のない期間が1ヵ月以上続くため、気づかないうちに疲れがたまっていることもあるでしょう。こんな時期こそ、体調不良のリスクを減らし、上手に体調管理をしていきたいものですね。梅雨の季節とうまく付き合いながら、健康な状態で夏本番を迎える準備をしましょう!
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